1 大気中の二酸化炭素と環境変化
2 森林が温暖化を抑えるしくみ
3 木は植えて育てることが大切です
4 森林の力はすごい!森林のもつ多面的機能
5 暮らしを支える森のチカラ
6 日本の森ってどうなっているの?
7 未来へつなぐ森林資源のサイクル
8 木を使うといいこといっぱい
9 樹木のすごい能力を調べよう
地球温暖化と森林
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地球温暖化と森林
地球温暖化と森林について
地球温暖化って何?
地球をつつむ大気の中に含まれる二酸化炭素やメタン、フロンなどの気体は、太陽の熱をつかまえて温室のように地球をあたためるため、温室効果ガスと呼ばれています。この温室効果ガスが増えて、地球の気温が上昇することを地球温暖化といいます。地球温暖化が進むとどうなるの?
このまま温暖化が進むと、北極などの氷がとけて海面が上昇し、多くの島々や低地が海に沈んでしまいます。また洪水になったり、水不足になるところが増えたり、熱帯の国にしかない病気が日本でもはやりやすくなるなど、私たちの暮らしに大きな影響が出てくることが予想されています。地球温暖化の原因は?
産業が発展し、たくさんの物があふれ、私たちの暮らしは大変便利になりましたが、そのエネルギー源として、石油や石炭などの化石燃料をたくさん使うようになりました。この化石燃料に含まれる炭素という成分が二酸化炭素として大量にはき出され、地球の温暖化が進んだと考えられています。また、二酸化炭素を吸ってくれる森林などを切ってしまったため、炭素循環のバランスがくずれたのも原因の一つと考えられています。木の成長
木は、日光を浴びて二酸化炭素と水を吸い上げて、炭素をため込んで成長します。そして酸素をはき出してくれます。木材は再生産できる資源
木材利用の流れ〜利用し育てる〜石油や石炭などの化石資源は、燃やしたり使ってしまえばなくなってしまいます。鉄などの金属なども限りある資源です。
でも木は切っても、あとできちんと苗木を植えれば成長し、また大きな木になります。とりわけ人工林は「切っては植える」を繰り返して、元気な森林を作っていけば、ずっと木材を利用していくことができます。そのような元気な森林が増えれば二酸化炭素を吸収し、地球温暖化防止にも役に立つのです。
木材を使うことは、森林を守り、未来の環境を守ることにつながります。