豊かな森林を次世代に引き継いでいくには、県民一人ひとりが、木材の良さや利用することの意義について理解と認識を深め、県民全体で県産材の地産地消に取り組むことが重要であることから、みやざき木づかい県民会議を平成25年2月に設置し、木づかい運動を進めて来ました。
木づかい運動を進める上では、子供たちを中心に木に触れ親しむ機会や、森林・林業、木材、資源循環について分かりやすく伝える機会を創出する木育活動を進めることが非常に大切であることから、木育に積極的に取り組む企業・団体・行政等の参画による木育ネットワーク部会を設置いたしました。
県産木材の需要拡大は、木材の有効利用を図ることにより「木質循環型社会」や「低炭素社会」づくりに貢献するものであり、木材の社会的利用の意義について、県民の理解を高めるため、普及啓発活動を行っています。
また、10月8日の「木の日」を中心に、「木づかいウィーク」を設定し、木材利用の社会的意義をラジオ、テレビ、新聞等によりPRに努め、木材の需要拡大を推進します。
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木づかい啓発イベントの開催
子供から大人まで広く県民を対象に、木材に触れて、使って木材の良さを身近に体感できる木工作等のイベントを開催します。
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杉コレクションの開催
全国一の生産量を誇る杉を活用したデザインを全国から募集し、木工品として具現化して、一流デザイナーや専門家を審査員とした、コンペティションを開催して全国に発信することで、実用品・日常品としての杉材の需要拡大を図ります。
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木育活動事業
ホームページやパンフレット等により木育の普及推進を図るとともに、木育サポーターの養成等の研修の開催や木育活動に積極的に取り組む県民活動グループに対して助成などの支援を行います。
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木材利用促進事業
地域材を利用した建築物や製品開発等の普及推進を図るとともに、これらの事業を行う団体等に対して、相談や助言などの支援を行います。